資格の教育訓練給付の対象講座はどう調べる?

資格の教育訓練給付の対象講座はどう調べる?

資格取得のために教育訓練給付を利用できるか調べるには、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で資格名や講座名を検索します。検索で対象講座と表示されても、給付を受けられるかどうかは、雇用保険の加入期間や受講開始日など本人の条件によって変わります。

資格の教育訓練給付の対象講座を調べる方法

まず、受講したい資格名ではなく、実際に申し込む講座名や教育訓練施設名で検索するのが確実です。資格試験そのものではなく、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練講座が給付の対象になります。

  1. 受講したい資格、講座名、通信講座・通学講座などの希望条件を整理します。
  2. 厚生労働省の教育訓練講座検索システムで、資格名、講座名、教育訓練施設名などを入力します。
  3. 検索結果で、教育訓練の種類、講座名、実施者、所在地、指定番号、指定期間を確認します。
  4. 自分が受講する予定の開始日が、講座の指定期間に入っているか確認します。
  5. 講座が対象でも自分が給付条件を満たすとは限らないため、受講前にハローワークで本人の支給要件を確認します。

検索結果に似た講座が複数表示された場合は、講座名だけで決めず、教育訓練の種類、指定期間、実施場所、受講開始日を照らし合わせてください。

検索結果で確認する項目

対象講座か判断するときは、次の項目を確認します。特に重要なのは、講座の指定期間と、自分が申し込む講座が検索結果と同じ内容かどうかです。

確認項目 確認する内容
講座名 申し込む講座の正式名称と一致しているか
教育訓練施設名 通信講座や通学先など、申込先の事業者と一致しているか
教育訓練の種類 専門実践、特定一般、一般のどれに該当するか
指定番号 対象講座を特定する番号が案内されているか
指定期間 受講開始日が対象期間に含まれているか
実施方法・所在地 通学、通信、オンラインなどの条件が自分の申込予定と合っているか

同じ資格名でも、すべての通信講座やスクールが対象とは限りません。また、同じ事業者が複数の講座を提供していても、対象になる講座とならない講座があります。

教育訓練給付の種類も確認する

教育訓練給付には、主に専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練があります。対象講座を検索するときは、資格名だけでなく、どの給付区分に指定されているかも確認してください。

  • 専門実践教育訓練:専門的・実践的な職業教育を対象とする区分です。
  • 特定一般教育訓練:速やかな再就職や職業上のキャリア形成につながる講座を対象とする区分です。
  • 一般教育訓練:一定の資格取得講座や知識・技能を身につける講座などを対象とする区分です。

給付率や申請の時期、受講前に必要な手続きは区分によって異なります。検索結果で区分を確認したうえで、詳細な支給条件をハローワークに確認してください。

「対象講座」と「自分が給付を受けられるか」は別

教育訓練給付の対象講座に指定されていても、本人が必ず給付を受けられるわけではありません。主に、雇用保険の加入期間、現在の雇用保険の扱い、過去に教育訓練給付を利用した時期、受講開始日などによって判断されます。

そのため、次の2つを分けて確認する必要があります。

確認すること 確認内容
講座が対象か 教育訓練講座検索システムで、講座の指定状況と指定期間を確認する
自分が対象か 雇用保険の加入期間などをハローワークで確認する

講座の広告に「教育訓練給付の対象」と書かれていても、広告だけで自分の支給可否まで判断しないでください。申込みや受講を始める前に、講座の指定番号と受講開始予定日を伝えて、ハローワークで確認するのが安全です。

資格名で対象講座が見つからないときの確認方法

資格名で検索しても見つからない場合、資格自体が対象外だと直ちに判断することはできません。講座の正式名称、教育訓練施設名、資格の別名で検索し直してください。

  • 資格名ではなく、講座を提供する会社や学校の名称で検索する
  • 講座案内に記載された正式な講座名で検索する
  • 通学講座、通信講座、オンライン講座など受講方法を確認する
  • 受講開始予定日を変えた場合に指定期間から外れないか確認する
  • 講座の運営者に、教育訓練の指定番号と対象となる受講期間を問い合わせる

それでも検索結果と講座案内の内容が一致しない場合は、申込み前にハローワークへ確認してください。検索で見つからない理由が、講座名の違いなのか、指定期間の違いなのか、対象外なのかを区別する必要があります。

受講前に行う確認

最初に、受講したい講座の正式名称と受講開始予定日を決め、その2つを使って対象講座を検索します。その後、検索結果の指定番号と教育訓練の種類を控え、本人の雇用保険の条件をハローワークで確認してください。

対象講座の検索と、本人の支給要件の確認が両方終わるまでは、給付を受けられると確定させないことが重要です。特に、専門実践教育訓練や特定一般教育訓練では、受講前の手続きが関係する場合があるため、受講を始める前に確認しましょう。

資格の教育訓練給付の対象講座は、資格名だけでなく、講座名・教育訓練施設名・指定期間で調べます。対象講座であることと、自分が給付を受けられることは別なので、最後に雇用保険の加入期間などをハローワークで確認するのが判断のポイントです。