履歴書の資格欄は、資格の正式名称・取得年月・取得や合格の区分を正しく書くのが基本です。応募先に関係する資格を優先し、取得した順に新しいものから並べると、採用担当者が確認しやすくなります。
履歴書の資格欄に書く基本項目
資格は、次の形式で記載します。
取得年月 資格の正式名称 取得・合格
たとえば、次のように書きます。
- 2025年6月 日商簿記検定2級 合格
- 2024年10月 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
- 2023年3月 実用英語技能検定2級 合格
履歴書全体で西暦か和暦のどちらかにそろえ、資格名は証明書や公式案内に記載された正式名称を確認して書きます。
資格は取得年月の新しい順に書く
資格は、一般的に取得年月の新しいものから順に記載します。応募する仕事に特に関係する資格がある場合は、採用担当者が見つけやすいよう、関連性の高い資格を上に置く方法もあります。
| 年月 | 資格名 | 区分 |
|---|---|---|
| 2025年6月 | 日商簿記検定2級 | 合格 |
| 2024年10月 | 普通自動車第一種運転免許(AT限定) | 取得 |
| 2023年3月 | 実用英語技能検定2級 | 合格 |
資格欄の行数が限られている場合は、応募職種に必要な資格や、業務に役立つ資格を優先します。資格をたくさん持っていることだけを理由に、仕事と関係の薄いものまで無理に並べる必要はありません。
「取得」「合格」「修了」を使い分ける
資格の性質に合わせて、「取得」「合格」「修了」などの表現を使い分けます。
- 取得:運転免許や免許証が交付される資格など
- 合格:検定試験や試験に合格したことを示す資格
- 修了:研修や講習課程を終えたことを示すもの
たとえば、運転免許は「普通自動車第一種運転免許 取得」、簿記検定は「日商簿記検定2級 合格」と書きます。迷う場合は、合格証や免許証などに記載された表現、試験の実施団体が使っている表現に合わせると誤りにくくなります。
運転免許は正式名称と条件を書く
運転免許は、単に「普通免許」と書くより、正式名称や運転条件まで記載すると分かりやすくなります。
- 普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得
- 普通自動車第一種運転免許 取得
- 大型自動車第一種運転免許 取得
応募先で運転業務がある場合は、求人票で求められている免許の種類と、自分の免許の条件が一致しているか確認してください。AT限定の可否など、採用条件に関わる場合があります。
勉強中の資格は取得済みと区別して書く
まだ合格していない資格を、取得済みのように書いてはいけません。受験予定や勉強中であることを伝えたい場合は、資格欄の取得済み資格と区別して記載します。
例:
- 日商簿記検定2級 受験予定
- 宅地建物取引士試験 合格に向けて学習中
- TOEIC Listening & Reading Test 次回受験予定
ただし、受験日が決まっていないものや、学習を始めたばかりのものまで資格欄に多く書くと、取得済み資格と誤解されることがあります。勉強中であることを強く伝えたい場合は、本人希望欄や自己PR欄で、学習内容と業務への活かし方を説明する方法もあります。
TOEICなど点数で示す資格・試験の書き方
TOEICのように点数で評価される試験は、試験名、点数、受験年月を記載します。
例:
- 2025年11月 TOEIC Listening & Reading Test 780点
英検のように級で示す試験は、正式な試験名と級を書きます。
- 2024年7月 実用英語技能検定2級 合格
点数に有効期間や提出時期の条件がある場合は、応募先の募集要項を確認してください。以前取得した点数を記載できるかは、企業や試験の扱いによって異なります。
資格がない場合や資格欄が足りない場合
資格を持っていない場合は、資格欄を空欄にせず、履歴書の形式に合わせて「特になし」と記載します。その場合は、学歴・職歴、自己PR、業務経験などで応募職種に活かせる強みを伝えます。
資格欄に書ききれない場合は、応募職種に関係する資格を優先してください。資格を省略する場合でも、取得した資格をなかったことにするのではなく、職務経歴書にまとめて記載する方法があります。
履歴書の資格欄で避けたい書き方
- 資格名を略称だけで書く
- 取得年月を間違える
- 取得済みと勉強中の資格を同じ形式で書く
- 試験に合格していない資格を「取得」と書く
- 応募先に関係する免許の条件を省略する
- 資格欄だけで業務能力を断定する
提出前には、資格証明書や合格通知を見ながら、正式名称、級や点数、取得年月、取得・合格の区分を確認します。面接で取得時期や資格の内容を聞かれることもあるため、資格を取得した理由や仕事での活かし方も説明できるようにしておくと安心です。
履歴書の資格の書き方は、正式名称と取得年月を正しく記載し、取得・合格・勉強中を区別することがポイントです。まずは応募先の仕事に関係する資格を選び、証明書などで表記と年月を確認してから、履歴書全体の年号をそろえて記入しましょう。







